宝箱からの声を聞け

夢と言う言葉は、夢があって大好きだ。でも、夢をおとぎ話のようにしてしまうことは好きじゃない。夢は見るものじゃなくて叶えるもの。そんな気持ちでブログを始めました。

教育再生実行会議なんかいらない!

安倍首相直属の「教育再生実行会議」なるものが閣議決定により発足した。
「教育再生実行会議」は、首相の諮問機関なのだろうか。

「教育は日本国の最重要課題。子供たちが将来に夢や希望を持ち、日本に生まれてきたことに誇りをもてるような教育をしていきたい」
との首相の「意気込み」を新聞は伝える。(日経2013.1.16)

政治にとって「教育」ほど美味しい分野はない。
美辞麗句を前面に押し立てて、別の狙いを達成できるからだ。
新聞報道の「意気込み」が、実際の首相の言葉だとしよう。

(1)日本国の最重要課題ならば、最もお金をかけているはずだ。「最重要課題」にふさわしい予算措置の覚悟はあるのか。
(

2)政治課題をすり替えてはいけない。「子供たちが将来に夢や希望」を持つためには、大人が将来に夢や希望を持てるようにしなければならない。「教育再生実行会議」で、「大人たちが将来に夢や希望」をもつために何をしようとするのか。

(3)「日本に生まれてきたことに誇りをもてるような教育」とは何か。日本を「美しい国」と感じさせる教育なのか。それはなぜ、必要なものなのか。
子供は親の背中を見て育つ。親の言うことではなく、することをみて学ぶ。大人自身が「誇り高い生き方」をしていなければ、底は見透かされる。

「教育再生実行会議」で何を言うかなんて全く無意味。言うだけなら、何でも言える。すぐに実行すべき問題を、今すぐやらずになにが「教育再生実行会議」だ。

政治家として本気なら、他にやることがあるだろう。
議員定数不均衡の大問題を放置しておいて、何をやっているんだ!
開いた口がふさがらないとは、このことだ。